19/06/01(土) 16:42:18 BlenderでIBLによるレンダリングを行うには (blender-2.79b-windows64) *** ※下記で言う「プロパティ ウィンドウ」とは Blender の標準的な画面配置において、画面右側の上から2番目に位置している各設定画面のことです。 標準の場合: blenderを起動する。 プロパティ ウィンドウ>ワールド(地球) アイコン をクリックしてから プロパティ ウィンドウ>テクスチャ(ツートンカラー) アイコン 新規 ボタン ▼画像 の 開く ボタンを押す。 HDRI形式(.hdr, .exr)の 画像ファイル をクリックし、右上の)画像を開く ボタンを押す。 ※HDRI形式のファイルは容量が大きいので、その後処理中でしばらく止まる場合がある ※「HDRI」をキーワードにして検索すればダウンロードできる https://www.bing.com/search?q=HDRI ▼マッピング の 座標: 正距円筒図 を選ぶ ▼影響 の 水平線: にチェックを入れる プロパティ ウィンドウ>ワールド(地球) アイコン ▼ワールド の リアルスカイ にチェックを入れる (以上は画像を背景として使うための設定であり、IBLの光源として使う設定ではない) (以下の設定が、IBLの光源として使う設定) ▼環境照明 にチェックを入れる。 その欄の)白 が選択されているプルダウンメニューで、大気テクスチャ を選ぶ。 プロパティ ウィンドウ>レンダー(左端のカメラ) アイコン ▼レンダー の レンダー ボタンを押す。 Cyclesレンダーを使う場合: (http://tofusan.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/cyclesibl-64ef.html を見て ならわせていただきました) blenderを起動する。 画面上部の)情報 ウィンドウ>Blenderレンダー になっているプルダウンメニュー>Cyclesレンダー にする。 プロパティ ウィンドウ>ワールド(地球) アイコン> ▼サーフェス>ノードを使用 ボタン ▼サーフェス>カラー: の右端の ・ ボタン>テクスチャ 列>環境テクスチャ を選ぶ すぐ下の 開く ボタンを押す。 HDRI形式(.hdr, .exr)の 画像ファイル をクリックし、右上の)画像を開く ボタンを押す。 F12 キーを押す。 すると、レンダリングされる。 ◎背景の表示方向を変えたい: ▼サーフェス>ベクトル:>ベクトル列 の マッピング を選ぶ ▼サーフェス>下のほうにある2個目の)ベクトル: >右端の)・ ボタン>テクスチャ座標 グループの 生成 を選ぶ。 ▼サーフェス>ベクトル:>回転:> X: 上下回転 Y: かしげるように回転 Z: 左右回転 (※別途、カメラの角度は水平にしたほうが良いかもしれない) ◎物体のコントラスト・明度を変えられるようにする: ※物体のコントラスト・明度が背景のコントラスト・明度とちぐはぐでなければこの手順は不要です。 画面左下の ビュー メニューの左隣の▲▼付きアイコンの)エディタータイプ メニュー>ノードエディター そのエディタータイプ メニューの右に、ビュー、選択、追加、ノード メニューが続き、さらに、 アイコン3つ シェーダーノード、コンポジットノード、テクスチャノード と続く。さらに、 アイコン3つ、オブジェクトのシェーダーノードを編集、ワールドのシェーダーノードを編集 と続く。その、 ワールドのシェーダーノードを編集 をクリック。 すると、マッピング、環境テクスチャ、背景、ワールド出力 などのノードが画面に表示される。 画面下部の)追加 メニュー>コンバーター>数式 を選び、画面の適当なところをクリックして配置。 追加 となっているプルダウンメニューを、パワー にする。 上の)値を 0 にする。 下の)値を 1 にする。 画面下部の)追加 メニュー>カラー>ミックスRGB を選び、画面の適当なところをクリックして配置。 ミックス となっているプルダウンメニューを、値 にする。 係数: を 1 にする。 つなげる: 「環境テクスチャ」と「背景」をつないでいる線の、「背景」につながっている部分の●をドラッグして、 「パワー」の左下の上側の 値 の●につなげる。 「パワー」の右上の●をドラッグして、「値」の 色2 の●につなげる。 「環境テクスチャ」の右上の●はすでに線が出ているが、その●をさらにドラッグして「値」の 色1 の●につなげる。 「値」の右上の●をドラッグして、「背景」の カラー の●(背景の左下の上側の●)につなげる。 これで F12 を押してレンダリングしてみる。 画面左下の ビュー メニューの左隣の)エディタータイプ メニュー>ノードエディター 「パワー」の下側の値 1.000 を 0.5 に変更して、レンダリングすると、物体のコントラストが下がり明暗の区別が下がる。 「パワー」の下側の値 1.000 を 1.5 に変更して、レンダリングすると、物体のコントラストが上がり明暗の区別が上がる。 「背景」の 強さ: 1.000 を 0.5 に変更して、レンダリングすると、物体の明度が下がる。 「背景」の 強さ: 1.000 を 1.5 に変更して、レンダリングすると、物体の明度が上がる。 ◎レンダリングすると、画像にチラチラ・キラキラとしたノイズが見える: プロパティ ウィンドウ>レンダー アイコン>下のほうの)ライトパス>一番下の)光沢フィルター: を 4.0 にする。 ならわせていただいたサイトによると… >実はこのノイズは鏡面反射した光がわずかに届いているためで、計算によって強い光がそのまま届いてしまった結果で、強い光を持つシーンではよくあることです。 ◎レンダリングすると、画像にザラザラとしたノイズが見える: プロパティ ウィンドウ>レンダー アイコン>下のほうの)サンプリング>サンプル: の レンダー: を 1000 にする。 ※だいぶ遅くなる